親父と二人で行った祖父の納骨。
代々守ってきた古いお墓の為か納骨室にスペースがない。
すると何を思ったのか親父は中の骨壺を全部出すと枝を拾い人骨をガッ、ゴリゴリ・・と細かく砕く。
ガッ、ゴリゴリ・・
ガッ、ゴリゴリ・・
そんな親父の姿に得体の知れないモノを感じ一歩下がった俺は、並んだ小さな骨壺に目を止めた。
中を見ると焼け焦げた石二つと一部が焦げた櫛が・・
ガッ、ゴリゴリ・・
「 昔、 色々あったんだ。 」
ぼそりと呟く親父を見下ろす形で何者かが一人また一人と現れる。
ガッ、ゴリゴリ・・
一人・・また一人。