「首に纏わる話」

投稿者:牛若丸美鈴

 

私の父が昔、うちの家系は首から上の死に方で、亡くなるんだよなぁと、言われたことがあります。どういう事なのか、話を聞いてみると、脳梗塞や脳溢血であったり、作家をしていた親戚に至っては、首吊り自殺で亡くなっているそうです。それが、頭の片隅にあったせいで、私の記憶に残っている幽霊は、生首が多かったりするのです。ドラマの途中で、関係の無い場面でバイクのシートに、生首が乗っているのが見えたり部屋で、寝ていたらクロークがガタガタ音がしていて開けて確認したら、お雛様の首が無かったり、首に纏わる話が多いんです。

 

得点

評価者

怖さ鋭さ新しさユーモアさ意外さ合計
毛利嵩志3442417
大赤見ノヴ9887840
合計12121291257

 

書評:毛利嵩志
首から上で亡くなる、という括りが興味深いです。そのバリエーションとして、最後に首が「ない」のも高評価でした。

書評:大赤見ノヴ
文章をもう少し怪談にして貰えると良かったです。エピソードは怖いので今後に期待!