元彼が体験した実話です。
ある日、大学で同じゼミだったＨ君から卒業以来のラインがきて、他愛もない雑談ラインを交わした後に呑みに行く約束をしたそうなのですが、当日Ｈ君にラインしても既読にならず結局会えなかったそうです。
なんとＨ君は、元彼にラインしてきた数日後、大型台風の突風で飛んできた立て看板に首をはねられ亡くなったと分かったそうなのですが、後日ふと当時の雑談ラインを見返した元彼は、ある会話が目に入った瞬間凍りついたそうです。
Ｈ君「最近嫌な夢みたんだよね」
元彼「どんな夢？」
Ｈ君「首がはねられる夢」
「Ｈ君との雑談ライン」
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 毛利嵩志 | 5 | 5 | 15 | 5 | 5 | 35 |
| 大赤見ノヴ | 15 | 15 | 12 | 12 | 13 | 67 |
| 合計 | 20 | 20 | 27 | 17 | 18 | 102 |
書評：毛利嵩志
古典的な話が「ライン」というツールで一気に現代的になっています。
書評：大赤見ノヴ
今回で１番、５chなどの怪談スレッド感があり個人的には非常に高ポイント。余計な描写ほぼ無し、恐怖ポイントもラストのみ。これぞショート怪談。