「呪いの存在についての御回答」

投稿者:猫科狸

 

from ??様

呪いの存在についての御回答

あなたは今、画面に映るこの文字を見ていますね。

イメージしてください。今からお見せする文字に、もし命があるのだとしたら。意思が、想いが存在するのだとしたら。

あなたは、それをどう捉えますか?

【もうおそい】

────

メールを慌てて閉じたのだが、あれから何をしていても「どうせ遅いのだろう」と虚無感が拭えなくなっている。

もうずっと、ずっとこの感情と付き合っていかねばならないのだ。

気付いたところでもうおそいのだろう。

私は少し悩んだ後、このメールを知人等にも転送した。

 

得点

評価者

怖さ鋭さ新しさユーモアさ意外さ合計点
毛利嵩志510205545
大赤見ノヴ121515111366
合計1725351618111

 

書評:毛利嵩志
メールの文章自体を最初に掲載して、読者も同じ立場で巻き込んでいくやり方は新しいと思いました。

書評:大赤見ノヴ
あぁ•••嫌ですねw読み手への圧。嫌なので逆に高得点です。