「ナナフシギのYouTubeが好き」
BARで隣になった女性と盛り上がった。
BARで出会った人と話すことはあるが、
同じ趣味で盛り上がる事は稀で、
上機嫌に話す私。
しかし途中から
女性の態度が変わってきた。
「あなた幽霊なんて信じているのですか?」
「いるわけないでしょう。馬鹿馬鹿しい。」
先程まで「よく見ている」と盛り上がっていた女性がそう言うので、
「何故オカルトYouTubeを見ているのですか?」
と聞いてみた。
「あいつを呪う為には、まず呪いの存在を信じ込ませる必要があるの。その為に呪いを語る人は使えるの」