私は、ポストサイズの箱に閉じ込められている。
小さな鳥居で首を固定され、膝を畳んだ状態で身動きが取れない。
呼吸をするたびに酸素が薄くなるのを感じ視界がゆがむが、反対に意識ははっきりとする。
血流が悪くなった足が氷のように冷え強い痛みを感じ、指の先から自分が死んでいく。
徐々に感覚がなくなり、死が全身に回ると目が覚める。
二年参りをすると初夢で必ずこの夢を見ますが、年の瀬には夢の記憶は頭から抜け去ります。
この夢を初めて見たとき箱のサイズは、小学校の教室ほどでした。
回を重ねるごとに箱は小さくなっています。