「あと1駅で着くよ、1両目に乗ってる」「うん、じゃあ1両目のトコで待ってるね」「今日すごい眩しいね、目が痛い」「そうなの?こっちはめっちゃ暗いよ?雨でも降るのかな」電車を降りると友人はいなかった。それどころか、それ以来、友人は姿を消した。三十年後、同駅で脱線事故が発生。幸い乗客は無事だったが、1両目停車位置付近にいた女性が、倒れた車体の下敷きとなり亡くなった。女性の身元は依然として不明。しかも、その手にはなぜか三十年ほど前に主流だったタイプの通信端末が握られていた。警察も首を捻っているという。
「あと1駅で着くよ、1両目に乗ってる」「うん、じゃあ1両目のトコで待ってるね」「今日すごい眩しいね、目が痛い」「そうなの?こっちはめっちゃ暗いよ?雨でも降るのかな」電車を降りると友人はいなかった。それどころか、それ以来、友人は姿を消した。三十年後、同駅で脱線事故が発生。幸い乗客は無事だったが、1両目停車位置付近にいた女性が、倒れた車体の下敷きとなり亡くなった。女性の身元は依然として不明。しかも、その手にはなぜか三十年ほど前に主流だったタイプの通信端末が握られていた。警察も首を捻っているという。
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計点 |
---|---|---|---|---|---|---|
毛利嵩志 | 10 | 15 | 12 | 10 | 10 | 57 |
大赤見ノヴ | 15 | 15 | 14 | 14 | 15 | 73 |
合計 | 25 | 30 | 26 | 24 | 25 | 130 |