ハロウィンが定着し始めた2000年代前半、私の勤めるファミレスでもオバケの飾りを始めた
週末、家族連れで賑わうなか、窓際の席に「オバケが怖い」ひときわ泣き叫ぶ子供
両親も困り果てた様子で周囲に申し訳なさそうに頭を下げる
カワイイ飾りでも怖いのかと、微笑ましく思いながら、近くのオバケを片付けてあげた
母親が「これでもう大丈夫でしょ?」と聞いても「違う!違う!」とさらに叫ぶ。
「なにが怖いんだよ!?」と父親が声を荒げた。
「おそとからあかいバァバがみてるの!!!」
その店は3階にある店だった