昔の集落では双子は凶兆の前触れとされ
忌み嫌われていたという話をよく聞くが
私の地元でも、双子が生まれると
その家に良くないことが起きるとされ
近くの山に先に生まれた方を捨てるという風習があったそうだ
しかし、それも昔の話、私と兄の双子の兄弟は
わんぱくがすぎると
祖父や祖母に、今からでも遅くないから
どちらかを捨ててこようかねぇと
僕たちのしつけに利用するぐらいに
信仰的には薄れているものだった
そして自分の就職が決まり戸籍謄本の手配をしたときに
違和感のある記載があった
続柄 三男
私は誰にも打ち明けられずにいる