「一枚の絵」

投稿者:hari.

 

一人の男が一枚の絵を見つめていた。
彼は一日中その絵の前に立っているのだが、誰も彼に声をかける者はない。見かねた一人の老紳士が、男に声を掛ける。ずいぶん心酔されているようで…男は言う。私はこの絵によって人生を狂わされたのだと。私はこの絵のオーナーを殺してしまった…と。老紳士は、微笑む。私がそのオーナーなのだが…

 

得点

評価者

怖さ鋭さ新しさユーモアさ意外さ合計点
毛利嵩志121212151263
大赤見ノヴ151616181883
合計2728283330146