私よりも先に、妹の結婚が決まった。
お相手は文句のつけどころがない好青年で、家族もとても喜んでいる。
でも、私だけは素直に喜べないでいた。
だって泣くんだよ。
彼の足元で赤子が三人。
それ以上に嫌なのが、
赤子のくせに声を発するところ。
「ママ……ママ……」
って、私の方へ小さな腕を伸ばして来る。
これから先、妹が子供を産んでも、私が結婚しても、この人に会う度にこれを見なければならないなんて、ゾッとする。
私よりも先に、妹の結婚が決まった。
お相手は文句のつけどころがない好青年で、家族もとても喜んでいる。
でも、私だけは素直に喜べないでいた。
だって泣くんだよ。
彼の足元で赤子が三人。
それ以上に嫌なのが、
赤子のくせに声を発するところ。
「ママ……ママ……」
って、私の方へ小さな腕を伸ばして来る。
これから先、妹が子供を産んでも、私が結婚しても、この人に会う度にこれを見なければならないなんて、ゾッとする。
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計点 |
---|---|---|---|---|---|---|
毛利嵩志 | 15 | 12 | 15 | 12 | 12 | 66 |
大赤見ノヴ | 15 | 15 | 15 | 14 | 15 | 74 |
合計 | 30 | 27 | 30 | 26 | 27 | 140 |