売れない地下アイドルで、最近体調も崩しがちな私だが、ファンがいるから頑張れる。今日もダルさをこらえて舞台に上がると、客席に花束を抱えた青年の姿を見つけ、気合いが入った。
たまにしか来ないが、来ると必ず花束を渡してくれる若い男。その気遣いが嬉しい。
ある日、いつもの様に重い身体を引きずってライブ会場に向かう途中、交差点で彼の姿を見かけた。
電柱の根本に、飲み物やお菓子と共に供えてある真新しい花束を拾い上げて、満面の笑みを浮かべている。
不調の原因が分かった気がした。
売れない地下アイドルで、最近体調も崩しがちな私だが、ファンがいるから頑張れる。今日もダルさをこらえて舞台に上がると、客席に花束を抱えた青年の姿を見つけ、気合いが入った。
たまにしか来ないが、来ると必ず花束を渡してくれる若い男。その気遣いが嬉しい。
ある日、いつもの様に重い身体を引きずってライブ会場に向かう途中、交差点で彼の姿を見かけた。
電柱の根本に、飲み物やお菓子と共に供えてある真新しい花束を拾い上げて、満面の笑みを浮かべている。
不調の原因が分かった気がした。
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計点 |
---|---|---|---|---|---|---|
毛利嵩志 | 15 | 12 | 15 | 12 | 12 | 66 |
大赤見ノヴ | 17 | 16 | 16 | 15 | 17 | 81 |
合計 | 32 | 28 | 31 | 27 | 29 | 147 |