若い頃からおっちょこちょいで
言われた事すぐ忘れるから
しょっちゅう 婆ちゃんに怒られてた
俺の爺ちゃん
小さい頃 テレビの心霊番組を
見たいけど1人じゃ見れない俺の横で
焼酎飲みながら『幽霊なんていねーよ』て 笑いながら付き合ってくれた
優しい爺ちゃん
『 もし爺じが死んで幽霊になれたら おまえの誕生日に会いに来てやっからな(笑) 』
今日は
親戚が集まっての 爺ちゃんの一周忌法要
皆の話を聞くと どうも爺ちゃんが
あちこちの夢枕に立ってるらしい
『夢の中の爺ちゃんね 何だか 頭抱えて困ってるのよ』
なるほど
さては 爺ちゃん
俺の誕生日忘れたな