時々、ママに似た何かが寝かしてくれる。
彼女はママと違い、昔話や絵本を沢山話してくれた。優しい口調が心地よく、翌日は気分がいい。
桃太郎や鶴の恩返し。桃から産まれて笑ったし、仲間と島へ行く場面はワクワクした。そして鬼を成敗して細切れにし、村中に振る舞い復讐を遂げて最高だった。
お爺が鶴の脚を折り逃さず、全ての羽で布を織らせ、「嘘をつきごめんなさい」と衰弱死させていく最後にも胸がスッとした。
寄生虫に侵された動物だけを描く絵本も楽しかった。
今日は彼女の誕生日。ミミズをすり潰し練った団子、喜んでくれるかな。