私が子供の頃よく遊んだ実家の裏山では、時々犬が死んでいた。近所の家の飼い犬が首輪をつけたまま死体になってよこたわっていた
大人を連れて裏山にもどってくると死体は消えているので、嘘をつくなと何度か叱られてから私はは誰にもそのことを話さないようになった。
奇妙なことに、死体になっていたはずの犬たちはその後も飼い主と暮らしており不思議で仕方なかった。
その後それらの犬は、私に会うとなぜか猛然と吠えかかってきた。一様に牙をむきだしてものすごい剣幕で威嚇してきた。
そのため大人になった今でも犬が苦手です。