スーパー勤務1ヶ月の40代女性Aさんは、開店前の品出し中、商品を置くなと言われている棚の下段隅が気になっていた。
カップ麺3個は陳列できそうだなと眺めつつ、その日、試しにカップ麺を並べてみた。
ひとつ、もうひとつ、更にもうひとつ置いた瞬間、棚の奥からヌッと手が伸びてきて、ここに置くなと言わんばかりにカップ麺を叩き落とした。
Aさんは腰が抜けしばらく立ち上がれなかった。
後日、先輩から「実は、それが原因で何人か辞めてるのよ」と聞かされたが、何も知らない自分に押しつけていたのかと、Aさんは更に怖くなった。