「動物と会話できる装置を作ったんだ」
「ああ、そういう玩具よくあるよな」
「そんなんじゃない。完璧に言葉を翻訳できる装置だ。これから家の猫で試作機を試すんだ、楽しみだよ。お前犬飼ってたよな。成功したら、今度貸してやるよ」
発明家の友人とそんな会話を交わした翌日、遊びに行ってみると、部屋で首を括っていた。側にはバラバラになった何かの機械と、メモが一枚。
『言葉なんて、いらなかった』
にゃあ、という鳴き声に振り返ると、彼の飼い猫の美しい瞳が、じっとこちらを見つめていた。
「動物と会話できる装置を作ったんだ」
「ああ、そういう玩具よくあるよな」
「そんなんじゃない。完璧に言葉を翻訳できる装置だ。これから家の猫で試作機を試すんだ、楽しみだよ。お前犬飼ってたよな。成功したら、今度貸してやるよ」
発明家の友人とそんな会話を交わした翌日、遊びに行ってみると、部屋で首を括っていた。側にはバラバラになった何かの機械と、メモが一枚。
『言葉なんて、いらなかった』
にゃあ、という鳴き声に振り返ると、彼の飼い猫の美しい瞳が、じっとこちらを見つめていた。
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計点 |
---|---|---|---|---|---|---|
大赤見ノヴ | 16 | 16 | 16 | 17 | 17 | 82 |
毛利嵩志 | 12 | 15 | 12 | 15 | 15 | 69 |
合計 | 28 | 31 | 28 | 32 | 32 | 151 |