「呼び鈴」

投稿者:朧紙

 

誰も住んでいないはずの祖母の家に、ふと立ち寄った。
庭の雑草は伸び放題。郵便受けも錆びついていた。
けれど玄関の呼び鈴だけが、新しくなっていた。
試しに押してみると、
奥から「はい」と声がして、
靴音が、ゆっくり近づいてきた。

 

得点

評価者

怖さ鋭さ新しさユーモアさ意外さ合計点
大赤見ノヴ151516151576
毛利嵩志151815151578
合計3033313030154