「また あそぼうね」

投稿者:朧紙

 

祖母の家で、昔の自由帳を見つけた。
表紙には自分の名前が書かれている。──覚えがない。

中はほとんど空白だった。ただ、最後のページだけに、赤いクレヨンで大きく書かれていた。

《なつやすみ、またいっしょにあそぼうね》

その下には、何十という子どもの名前が並んでいた。どれも見知らぬものばかりだった。

夕暮れ、庭で蝉が一斉に鳴き止んだ。

裏口の方から、走る足音が近づいてきた。

 

得点

評価者

怖さ鋭さ新しさユーモアさ意外さ合計点
大赤見ノヴ151515151474
毛利嵩志121215151569
合計2727303029143