郵便受けに手紙が届いていた。
差出人はA子、私が曾て苛めていた同級生だった。
『覚えてますか?
私が貴女に制服を焼かれ、便器を舐めさせられ、ゴミを食べさせられてまるで動物のように可愛がられた事を。
私は今でも苦しんでいるのに貴女は素敵な家族、大きな犬と立派な一軒家に暮らしている。
だから、私の命と引き換えに貴女を呪う事にしました。貴女が可愛がっているペットの命を奪うために。
寧ろこれで良かったのです。だって、死ねばもう貴女に苛められる事はないから』
半年後、死んだのはペットでなく私の娘だった。