子供の頃からいたぶってきた妹が結婚し、子供を妊娠した。大きな一軒家と商社マンの夫を持った妹は毎日、SMSに仲の良い家族写真をアップしていた。
幸せそうな妹が気に入らず、子供とその父親が死ぬ呪いをかけてやった。
それが功を奏したのか妹の子供は死産になった。夫も近い内に苦しみ呻いて死ぬ事だろう。
火葬が終った後、実家に顔を見せた妹が小さな箱を手渡してきた。
子供を亡くしたばかりだと言うのに、妹は妙にすっきりした顔をしてた。
「赤ちゃんのお骨、受け取って。お兄ちゃん……じゃなくて、お父さん」