姉は乱暴者で言葉も汚く、父も母もよく困っていた。
そんな姉が急に大人しくなった。
何があったのだろうか。
ある日、姉はソファーで上を向いたまま動かなかった。
話をかけても答えない。
怖くなり、母に伝えると「お父さんが何とかしてくれる」とだけ
帰宅した父に母が経緯を説明し、父は姉を担ぎ寝室に行った。
気になり後をつけていく。
父は何かをブツブツ呟いている。
「よし」と共に姉が動きだした。
とても奇妙な光景、何しろとても怖かった。
数日後、姉は部屋の壁に「私はいない、私じゃないなら、死ぬ」と書き残し、自殺した。