友人Mちゃんから聞いた話。
「お父さんの部屋の押し入れには真っ黒で小さな穴があるの。」それが何なのか気になったMちゃんはお父さんに聞いたそうです。でも、お父さんは「そんなモノあるわけないだろ？」と取り合ってくれない。ますます気になったMちゃんは毎日こっそりと覗きにいきそして気付く。ジーッと見詰めているとブツブツと聞こえてくる「殺せ、殺せ、殺せ・・」と言うのが実は自分の声だったということに。その瞬間、恐怖を感じたそうですがそれでも止められない。Mちゃん、お父さんがいなくなった今も続けているそうです。
「穴」
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 毛利嵩志 | 10 | 5 | 10 | 5 | 10 | 40 |
| 大赤見ノヴ | 14 | 13 | 13 | 11 | 12 | 63 |
| 合計 | 24 | 18 | 23 | 16 | 22 | 103 |
書評：毛利嵩志
「お父さんがいなくなった今」なぜいなくなったのか……。
書評：大赤見ノヴ
お父さんはなんで居なくなった？！そこに尽きる。コ○してないよね？そんな不安がよぎる後味の悪さ。