お母さんは可哀想。
だって、妹が呪ってるんだもの。
毎日、飽きもせず
ずっと呪いの言葉を吐いてる。
おやつで呼びに来てあげたのに。
私は辟易して、妹の部屋を出ようとした。
ドアの前、足下に落ちていた人形を拾って、
「痛っ」と咄嗟に手を離す。
ドシャと重すぎる音がして、
人形はまた床に寝そべる。
人形についていた、赤いまぁるいまち針が刺さったのだ。
つぅと血が流れた。
人形も赤く汚れた。
キッチンから、ものすごい音がした。
お母さんは可哀想。
だって、妹が呪ってるんだもの。
毎日、飽きもせず
ずっと呪いの言葉を吐いてる。
おやつで呼びに来てあげたのに。
私は辟易して、妹の部屋を出ようとした。
ドアの前、足下に落ちていた人形を拾って、
「痛っ」と咄嗟に手を離す。
ドシャと重すぎる音がして、
人形はまた床に寝そべる。
人形についていた、赤いまぁるいまち針が刺さったのだ。
つぅと血が流れた。
人形も赤く汚れた。
キッチンから、ものすごい音がした。
得点
評価者 | 怖さ | 鋭さ | 新しさ | ユーモアさ | 意外さ | 合計点 |
---|---|---|---|---|---|---|
毛利嵩志 | 12 | 12 | 10 | 10 | 12 | 56 |
大赤見ノヴ | 17 | 18 | 16 | 16 | 16 | 83 |
合計 | 29 | 30 | 26 | 26 | 28 | 139 |